「メゾン・ケンポクのちょっと何かはある2021」開催します

2021/10/24 ちょっと何かはある2021

ひとがいる。場所がある。

茨城県北地域おこし協力隊マネジメント事業の一環として、地域連携プロジェクト「メゾン・ケンポクのちょっと何かはある2021」を開催します。

 茨城県の北部、「ケンポク(=県北地域)」では、様々なバックグラウンドを持つ地域おこし協力隊や協力隊OBOGをはじめとした実践者が、専門性を活かした活動を展開しています。農業、音楽、食、教育、アート…、一見すると、それぞれの活動は交わることの無いように見えます。しかし、それは本当に「違うジャンル」なのでしょうか?それぞれの経験や文脈を携えた個々人の営みは、暮らしや出会い、さらに場所の歴史と重なり合い、多角的にこの場所全体の「文化」をつくっているようにも思えます。

 今回の企画では、地域の文化にまなざしを向けるプログラム「となりの戸をたたく」と、各協力隊の拠点等を舞台に、同時多発的にさまざまな活動を実施する「みんなで『ちょっと何かをやる』」を行います。それらはささやかな活動ではありますが、広い意味でのこの場所の「文化」をかたちづくるもの、もしくはかたちづくる「種」となるかもしれません。
 「文化って何だろう?」「文化は誰が/何が作るんだろう?」と問いながら、“となり”で起きている出来事に目を向けてみませんか。

【開催概要】
日時:2021年11月19日(金)・20日(土)・21日(日)・23日(火・祝)・26日(金)・27日(土)・28日(日)
会場:メゾン・ケンポク茨城県常陸太田市西一町2326)茨城県北地域各所

※各日程は、会場により異なります。詳細は各ウェブサイト等をご確認ください。


1.みんなで「ちょっと何かをやる」
県北地域を中心に各地で活動する地域おこし協力隊および協力隊OB・OGらによるさまざまな企画を同時開催します。企画から企画へ、ぜひ“おとなり”に足をのばしてお楽しみください。
★「みんなで『ちょっと何かをやる』」の特集ページにて、各企画の詳細や、参加者からのメッセージを紹介中!

特集ページはこちらから!

※イベントにより開催日や会場、参加方法が異なります。各企画の詳細および最新情報は、各企画のウェブサイト等からご確認ください。


2.となりの戸をたたく
茨城県北地域おこし協力隊マネジメント事業の拠点「メゾン・ケンポク」で、さまざまな企画を行います。それぞれの実践や資料にふれ、“となり”にある文化を見つめなおしてみませんか。

2-1.トークイベント「“地域”の文化は何がつくる?―ケンポク、いわき…、となりの物語をきく―」
「“地域の文化”をつくるものとは一体何だろうか?」をテーマに、ノンフィクション作家の川内有緒と、写真家で茨城県北地域おこし協力隊マネージャーの松本美枝子が対談します。それぞれの実践や体験を通して、”地域文化”と、そこに在る”ひと”や”場所”、そして”物語”との関係性について考えます。
 また、フロアには実際に地域での文化実践に関わっている実践者も迎え、声をきいていきます。

日時:2021年11月19日(金)19:00~
ゲスト:川内有緒(ノンフィクション作家)
聞き手:松本美枝子(写真家・美術家)
定員:15名(要事前予約・先着順)
参加費:500円

【川内有緒】
映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。

『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で第16回開高健ノンフィクション賞を受賞。趣味は美術鑑賞とDIY小屋づくり。また東京でギャラリー「山小屋」(東京)を運営している。『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)が最新刊。

2-2.オープンスタジオ 「メゾン・ケンポク」を知る、「メゾン・ケンポク」と話す
地域にひらく、文化の研究室「メゾン・ケンポク」を開放し、アーカイブ資料の公開や運営メンバー、ゆかりのアーティストの活動を公開します。

【松本美枝子公開制作】
2021年11月20日(土)、26日(金)、27日(土)10:00〜16:00
写真家の松本美枝子が、最近取り組んでいるリサーチや制作活動を公開し、来場者と交流します。

【鈴木洋平(映画監督)新作映画リサーチ「オルタナティブ古代史」】
2021年11月28日(日)13:00〜16:00
映画監督の鈴木洋平が、リサーチを進めている地域の「古代史」を軸に、来場者と一緒に語り合いながら、歴史の新しい捉え方を考えてみます。

※どなたでも参加できます。
入場無料・要事前予約

2-3.ワークショップ「写真を通して過去と未来を考える〜ユージン・スミスの写真集から〜」
写真家ユージン・スミスは、かつて日立製作所の依頼で、1960 年代の日立を撮影しました。現在、アーティストと企業、教育機関などが連携し、スミスの写真を「地域資料」として捉えて活用していこう、という取り組みが始まっています。今回は写真家の松本美枝子とともに、ユージン・スミスの貴重な写真集『Japan…a chapter of image』(茨城大学所蔵)を閲覧し、地域の過去の姿から、未来のまちについて考えます。

日時:2021年11月23日(火・祝)13:00〜15:00
講師:松本美枝子(写真家)
定員:15名(要事前予約・先着順)
参加費:1000円
協力:茨城大学(茨大―日立製作所連携プロジェクト)

2-4.読書会「ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』を読む」
地域内外の人たちとともに、美学、哲学の基礎文献や文学作品を精読する研究会「メゾン・ケンポクの読書会」。今回は文学者の西野由希子を迎え、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』についてオンラインで語り合います。
エリザベス1世お気に入りの青年貴族オーランドーは、やがて女性になり、世紀を超えて、生き続けます。
文学、芸術、女性学など、さまざまな分野に影響を与えてきたこの作品は、1992年にサリー・ポッター監督により映画化もされています。

日時:2021年11月26日(金)19:00〜21:00
講師:西野由希子(文学者、茨城大学人文社会科学部教授)
実施方法:オンライン(接続方法等は参加者に連絡します)
定員:10名(要事前予約・先着順)
参加費:無料
※当日は『オーランドー』のテキストをお手元に用意いただき、ご参加ください。どの出版社の、どの版でもかまいません。


「となりの戸をたたく」のプログラムのお申し込み
メールの件名を「メゾン・ケンポクのちょっと何かはある2021参加申し込み」とし、1.お名前 2.参加希望のプログラム 3.人数 4.電話番号を記載の上、下記のメールアドレスに送信してください。

申し込み・お問合せ:
茨城県北地域おこし協力隊マネージャー 松本
TEL:080-8740-6912
Mail:kenpokuchiiki@gmail.com

※各回とも定員になり次第、締切とさせていただきます。ご了承ください。
※社会状況等により、プログラムの内容や実施方法は変更になる場合がございます。
※お預かりした個人情報は厳重に管理し、本事業の運営及びお知らせにのみ使用いたします。

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主催:茨城県北地域おこし協力隊マネジメント事業
企画:メゾン・ケンポクのチーム
協力:ネットワークKENPOKU、茨城大学(茨大―日立製作所連携プロジェクト)
アートディレクション:高野美緒子
メインビジュアル:松本美枝子

※「ネットワークKENPOKU」とは
茨城県北地域おこし協力隊マネジメント事業の一環として行っている、茨城県北地域で活動する地域おこし協力隊を中心とした、地域連携ネットワークの形成を目指す取り組みであり、これを担う人々の集まりです。

◎新型コロナウイルス感染予防対策について
・各会場では、換気、消毒を定期的に実施します。暖かい服装でお越しください。また、入場前の検温にご協力ください。
・感染防止のため、必ずマスクを着用してご参加ください。また会場備え付けの消毒液をご使用いただいたうえ、ソーシャルディスタンスを守っていただきますようお願いします。
・発熱や咳等の症状のある方や体調のすぐれない方は、ご参加をご遠慮ください。
・新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、展示やイベントの内容を中止・変更することがございます。
・茨城県の新型コロナウイルスに関する最新の情報は、『茨城県 新型コロナウィルス感染症に関する情報』をご参照ください。

※連携企画の感染対策は、各主催者の基準に沿って実施されます。詳細は各企画のウェブサイトなどでご確認ください。

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